
こんにちは。アソビミライです!
2020年度から学校でプログラミング教育が必修化され、学校外でもプログラミング的思考や問題解決能力、創造力などを育んでいくためにプログラミングを習い事の選択肢の一つとして考える方も増えてきているのではないでしょうか。
今回はこどもでも自宅で簡単にプログラミングができる「Scratch」について、そのはじめ方から簡単なゲーム作成までを紹介します。
Scratchとは
そもそもScratch(スクラッチ)とはアメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボで開発されたビジュアルプログラミング言語です。
Scratchは、MITメディア・ラボのライフロング・キンダーガーテン・グループの協力により、 Scratch財団が進めているプロジェクトです。https://scratch.mit.edu から自由に入手できます。
普通、プログラミングはカチャカチャ…とキーボードで文字入力をするイメージがありますが、ビジュアルプログラミング言語はその名の通り、ビジュアル(視覚的なもの)を使ってプログラミングします。Scratchではさまざまな役割を持ったブロックをパズルのように組み合わせ、プログラミングしていきます。
そもそも、プログラミングとは?と感じる方はこちらの記事をご覧ください。
Scratchをはじめよう!
それではScratchのはじめ方を紹介していきます。
Scratchの動作推奨環境
まず、Scratchはパソコンやタブレットのブラウザ上で動作し、現時点ではスマートフォンは閲覧のみとなっています。
以下は公式にサポートされているブラウザ一覧です。
デスクトップ
- Chrome (バージョン63以上)
- Edge (バージョン15以上)
- Firefox (バージョン57以上)
- Safari (バージョン11以上)
- Internet Explorerはサポートされていません。
タブレット
- Mobile Chrome (バージョン63以上)
- Mobile Safari (バージョン11以上)
詳細はScratch – FAQをご覧ください
アカウントの作り方
Scratchは無料で利用することができます。
アカウントを作成しなくても、作品(プロジェクト)を作成したり、他人の作品で遊んだりすることができますがアカウントを作成することで作品の保存や共有ができるようになるのでアカウントを作成することをオススメします。
アカウントの作成手順は下記の通りです。
1.「Scratch(https://scratch.mit.edu/)を検索します。

2.「Scratchに参加しよう」を選択します。

3.「ユーザー名」「パスワード」を入力します。

4.「住んでいる地域」を選択します。

5.「生年月日」を入力します。

6.「性別」を選択します。

7.「メールアドレス」を入力します。

8.「はじめよう」を選択して完了です。

メールの認証をすることでプロジェクトの共有やコメント、スタジオを作成することができるようになります。
メールが認証されない場合はこちらをご覧ください。
新規プロジェクト(作品)の作り方
アカウントを作成したら、新規プロジェクトを作成してみましょう。
プロジェクトは画面左上「作る」から作成することができます。


立ち上がったプロジェクトの画面左上”地球儀”アイコンで言語を変更することができます。
Scratchは40以上の言語に翻訳され、日本語は「日本語」と「にほんご」の二つから選択することができます。
プロジェクトはインターネットが接続されていると自動で保存、自動保存がされていない場合は画面右上「直ちに保存」をクリックで保存することができます。
保存の確認は画面右上”ファイル”アイコンから確認することができます。
確認したいプロジェクトの「中を見る」をクリックすることで続きから作業をすることができます。
プログラミングしてみよう
命令ブロックエリアからスクリプトエリアにブロックをドラッグ&ドロップすることでプログラミングすることができます。

ブロックを繋げることで連続した指示を出すことができます。
ねずみを捕まえようゲームを作ってみよう
それでは「ねずみを捕まえようゲーム」を作ってみましょう。
ゲームは”ねこがねずみに触れたらクリア”というめちゃくちゃシンプルな内容です。
ゲームに登場する要素を準備します
①ネコ:
新規プロジェクトを立ち上げるとデフォルトでいます。
②ねずみ:
– 1 画面右下のネコのアイコンを選択します。

– 2 ねずみを探します。(検索で「Mouse」と調べると早いです)

③クリア画面:
– 1 画面右下の写真アイコンにカーソルを合わせます。

– 2 筆アイコン「描く」を選択します。

– 3 クリア画面を作ります。


ネコの動きを作ります
①画面右下「スプライト1」を選択し、ネコに指示を出していきます。

②下の画像と同じようにブロックをつなげてみましょう。
意味がわからなくても大丈夫です!

ねずみの動きを作ります
①画面右下「Mouse1」を選択し、ねずみに指示を出していきます。

②下の画像と同じようにブロックをつなげてみましょう。

背景の動きを作ります
①画面右「背景」を選択し、背景に指示を出していきます。

②下の画像と同じようにブロックをつなげてみましょう。

完成です!
画面右上にある全画面表示を選択し、緑の旗をクリックしてみてください。
ネコがカーソルを追いかけます。ネズミに触れることができるとゲームクリアとなります。
完成したゲームはこちら↓
こちらから中身を確認することができます。
これがゲーム!??つまらない。 と思うかもしれません。
- 3回捕まえたらクリアにしたい
- ねずみの動きをもっと素早く、ランダムにしたい
- 他のキャラクターを登場させたい
もしかしたらこのゲームを面白くするためのアイデアがあるかもしれません。
Scratchでは作品をリミックスすることができ、他の人の作品をベースにアレンジを加えることができます。(もちろん元データに反映されることはありません)
ぜひ、自分が思う面白いゲームにアレンジしてみましょう!
プログラミングはあくまでもパソコンを使って指示を出すための手段です。
こんな風に動かしたい!これを作りたい!などの目的があることでモチベーションを維持しながら学習することができます。
おわりに
Scratchのアカウント作成から簡単なゲームの作成まで紹介してきました。
現在、Scratchは世界で1億以上のユーザー登録があり、そのうち約1.6%の160万人が日本のユーザーです。
さまざまなプログラミング教室で利用されたり、学校の授業で取り入れられることも増え、身近なものになってきました。
Scratchは多くのユーザーが利用していることもあり、小学生からでも理解しやすい書籍やYoutube動画などたくさんあるのでぜひ自分にあった教材を探してみてください。
1人で本や動画を見ながら学ぶ際に
- なかなかモチベーションが上がらず取り組めない
- 作りたいゲームの作り方がわからない
- 楽しく学びたい
などの悩みがある場合にはオンライン講座の受講をオススメします。
私はオンライン習い事サイトリトルスパークで講座を開催しています。
講座は難易度から内容、開催日時まで自由にリクエストすることができます!
(マンツーマンの開催でも料金は変わりません)
月1くらいで新規講座を開催予定です。



少しでも気になったり、質問などがあればお気軽にお問い合わせください!!
最後までご覧いただきありがとうございました。